皮膚がんの原因で一番わかりやすいのが、何といっても紫外線でしょう。特に日本人に多い皮膚がんの種類である有きょく細胞がんと基底細胞がんは紫外線を浴びることによって発症すると言われています。
基底細胞がんの場合は、紫外線が当たることによってDNAが傷つき、遺伝子としての役割や機能を失うことがあります。しかし、DNAが紫外線に傷ついたとしても、必ずしも皮膚がんになるわけでは当然ありません。なぜなら、人間の機能には損傷したDNAは夜のうちに修復するという機能があるからです。
DNAが大きく傷ついて修復ができない状態にった場合は、その遺伝子を死滅させるという機能もあります。
ただ、皮膚がんになる場合は、DNAを修復させるときにがんを抑えると言われているP53遺伝子が紫外線でその機能を失ってしまうことで、がん細胞が無秩序に進行してしまうということが起こります。
このように、皮膚がんの原因にとって紫外線は一番の大敵であると思われます。また、一般的に紫外線は太陽光だと思いがちですが、それだけではなく、日焼けサロンの光にも、植物用の室内灯などにも紫外線は含まれています。さらに紫外線に長期当たれば当たるほど皮膚がんになる確率は増えます。
紫外線以外でも、皮膚がんの原因として、タールやヒ素などといった化学物質にも影響があると考えられています。
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