皮膚がんの免疫療法は、患者本人がもっている免疫力を使ってがん細胞を縮小させる治療法です。これは皮膚がん以外のがんの治療法としても用いられる方法です。
免疫療法の方法としては、インターフェロンをがんの組織に直接注射します。
副作用もないわけではありません、特に白血球が少なくなったり、肝臓の障害が起こる可能性もあります。
しかしながら、アメリカの臨床報告では、皮膚がんでも免疫療法は有効とされているようです。
また、養子免疫療法という方法があります。これは患者の免疫力をもった細胞をいったん外に出して、細胞を増やし、活性化して再び体の中に戻すという方法です。
この方法により、より免疫細胞が強化されがん細胞をさらに破壊することができるということです。
患者本人の免疫力を強化するわけですから、皮膚を直接傷つける可能性も少なく、抗がん剤や放射線治療の副作用などもなく、比較的患者の負担を軽減しながら行えるというメリットがあります。
また、皮膚がんの患者に実際に免疫療法が有効であるという報告もあるので、今後も免疫療法が皮膚がんの治療法として、日本においても幅広く確立していくのではないかと考えられます。
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